真冬の怪談 T.M.Revolutionのtriple jokerが車内を恐怖に陥れたあの夜

前記事で車にまつわる記事を書きました。時間軸で言うと1年後の話になります。
20歳前後になると、正確には高校を卒業すると車での移動というのがある程度当たり前になるので、行動範囲が広がります。
自分は大学生で免許を取ってますが、周りは高校卒業後社会人になってる友人がいたので車に乗る環境は普通でしたね。
当時圧倒的にハマっていたのは全盛期である頭文字D、友人の影響もありドリフトですね。
峠とか…このあたりの話は割愛しますが、白(赤塗装も考えたが費用で断念)の180SX乗ってました。(頭文字Dの強敵キャラは誰も乗ってないっていう…)
とにかくドライブでいろいろなところに行ってました。
まだスマホはない時代ですし、ネットはあれど情報も薄かったですね。
そんな、今から見ると湖くらいのネット情報を探して行ってたのはミステリースポット。季節関係なく。雪もそれなりに降る地域ですが。
幸いにも何も起きなかったこともあり100か所というか、100回以上行きましたね。隣県にまで足を伸ばしてました。時代的にやることも多くないので。


季節は冬、某スポットに行く雪道の途上。当時でも化石級のランエボ(ランサーエヴォリューション)Ⅰに4人、私は助手席へ。
会話しながら向かう都合、カーオーディオのヴォリュームはミュート状態でした。普段はだいたいそうですね。
そろそろ現場が近くなり、4人だろうと怖いもんは怖いので、カーオーディオをかき鳴らしながら楽しく行こうと音量をあげたんです。
そしたら、怪談話でよくあるカーステレオからの異音が…。
明らかに人の声、歌っているような、少なくとも明確な言葉ではなかったですね。
慌てふためく車内、雪道でドライバーは運転に集中(除雪はされてましたが、道端は1.5メートルくらいの雪壁)
助手席の私がオーディオを切ろうと奮闘するも…そのランエボにはよく乗ってましたが、カーステ操作なんて普段はしないですからね。
やり方がわからんとなっていろんなボタンをポチポチ。そもそも電源を切ればいいのか、ボリュームを下げるのか、そのへんすら判断できてません。
実際の時間にして15秒ないんです、これははっきりしてます。
その異音から十数秒後…音が鳴り出す。
西川貴教、おまえか!!
ヴィジュアル系ロックバンドLuis-MaryのボーカルHAINEでもお馴染み…ではないか。MALICE MIZERのガクトほど有名じゃないですが。
T.M.Revolutionのアルバム『triple joker』2曲目がシャワーを浴びてる本人の声なのか、鼻歌だったんですよね。
それが15秒弱流れる、まさにドンピシャのタイミングでした。
あと1分音量を上げるのが早ければ、15秒ボリュームを上げるのが遅ければ、車内の混乱はなかったと思う絶妙なタイミングでした…。


その後現地について、いつものように、それは本当にありがたいことに何も起きず無事帰宅。
帰宅途中に広くなってたところがあって、そこにちょっと入ったんです。駐車場がある場所ではなかったので、こんなとこあったっけ? 的な。
そこを出る段になってふと思ったんです。ここって湖じゃね?
そっちの方が、ミステリースポットよりもよっぽど冷や汗をかいた、そんな冬の一幕でした。
実際は湖ではなかったですけどね。


件の『triple joker』は後にレンタルして手元に所有。
名曲「蒼い霹靂」の次にある曲「OH! MY GIRL, OH MY GOD! -MORNING SURPRISE MIX-」こそが、思い出の曲となりました。
今でも付き合いのある友人たちとは、時折酒の席で笑い話として語ることがある、そんなエピソードでした。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。


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